いよいよ8月も終わろうかという頃ですが、マダイの気配さえあれば1年間で最も釣れるのが8月です。

ただエサ捕りやサバ・ソウダなどの邪魔者が多く苦労はします。

本日の1投目、エサ残り。

そして2投目、早くもマダイ。



型は小さいですけど、気配があればやはり喰ってくれます。

この後エサ捕りが続いた後にエサ残り。

次の一投がタイ喰い、そして次でまたマダイ。

同じようなパターンがもう一回あって、マダイは3枚。

9時半頃からエサ捕りが増え、サバ、ソウダ、ワカシ等の邪魔者達も増えてきます。

ワカシはもうイナダと言っても良いサイズです。ちょうど40cmくらいのも混ざるようになりました。

エサ捕り中心にたまに青物が混ざる中で嬉しい外道も。

やっとヒラソウダが入ってくれました。

型の小さい物がほとんどですが、まずまずのも1本。

これからの食の楽しみが増えました。



11時半、潮が満ちてくると同時にうねりにより波打ち際が危なくなったので早上がりとなりました。

 オオモリボート

またソウダだらけになるのかと思いきや、まさかのソウダ0匹でした。

今日は代わりにサバが。

しかしこれが30cm～35cmほどと微妙なサイズ。

泳がせのエサにするには丁度良いのですが。

竿を持ってくればよかった．．．

こういうサバがちょろちょろしている時は型の良いマダイは喰ってくれません。

案の定、午前中は25cmくらいのチャリコが2枚。


 
リリースです。

他にはまだメジナが釣れ、マルアジも何匹か。

マルアジは結構喰ったのですが、ほとんどバレてしまいました。

マルアジも良い泳がせのエサ。

竿を持ってこなかったのが本当に悔やまれます。

お昼近くになるとエサ捕りが増え、またサバは更に小さくなり20～25cm。

お・よ・が・せ．．．

すっかりやる気も失せてきた13時。

それまでのエサ捕りが嘘のようにいなくなります。

エサも綺麗に残り、そして．．．

ここからはマダイだけ。

タナは底から15m。

13時から釣りを止めた13時半までで4枚。

が、小さい。

結局1枚だけをキープして他はリリースでした。



マダイは6枚釣って5枚リリース。

サバは全てリリース。

メジナもリリース。

マルアジは型が良いのでキープ。

クーラーは軽いです。 

もうマルソウダが止まりません。

ソウダがだらけの時はタナを下げるのが基本ですが、底の方はエサ捕りだらけです。

こんな時はどうするか？

実はこういうパターンこそが私の最も得意とする釣りです。

少し高めの、今日の場合は底から7.5m、ここにソウダ用のタナを作ります。

この時にコマセカゴの中に付けエサを隠して、落ちる間に絶対にソウダに喰われないようにします。

途中で喰われてしまうとコマセが広い範囲に散ってしまい、どこもかしこもソウダだらけになり手に負えなくなります。

コマセを出す時もマダイ釣りのセオリー通りにパラパラと出し少し残す、これ絶対にダメです。

仕掛けを上げる時にコマセが出るうえ、上げてる途中でソウダが喰った場合にやはりタナが作れなくなります。

ですから必ず一つのタナで全て出し切ります。

コマセを出したらハリス分（6m）上げます。

コマセと付けエサが同時に出るので、付けエサとコマセが必ず同調します。

これを続けていくと、次第にコマセを出して早々にソウダが喰うようになります。

しかも一箇所に固めてコマセを出しているので、かなり集中したソウダの群れが出来上がります。

こうなったらこっちのもの。

マダイはこの時、そのコマセの層のちょっと潮下か下にいるものです。

しかも集中したソウダの群れがいる為、マダイも必至でエサを捕りにきます。

今度は同じようにコマセを出して、6m上げるのではなく、4.5m（私の場合は手釣りなので1ヒロ単位）上げます。

するとどうでしょう。

一発でマダイが喰ってきました。38cm。

釣りが出来たのは午前中の短い時間でしたが、他にチャリコも2枚。



この釣り方、これから初秋にかけてかなり使える手です。

オオモリボート