オオモリボート・スタッフ釣り日記

葉山・長者ヶ崎、オオモリボートのスタッフによる釣り日記です。 釣りにお出掛けになる際のご参考に。

2014年04月

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地元の漁師さん、私の顔を見ると挨拶がわりにこう言います。

漁師「今は何が釣れんだよぉ」

私「今年はこの時期にしてはマダイが釣れてますよ。」

漁師「うちのエビ網にもマダイが掛かってるよ。今日が1.5kg、昨日が4kgのマダイだよぉ」

これが昨日の話。

エビ網というのは水深15mほどのところに仕掛けてある網で、当店のポイントの根周りにあたる場所です。これを前日に入れて、翌朝上げるわけです。

マダイが産卵の為夜のうちに浅場に入り、その時にエビ網に掛かってしまうみたいです。

葉山でマダイの産卵の話などほとんど聞いたことがないので楽しみですが、この稚魚もシラス漁によってほとんど壊滅状態に陥るでしょう。

さてそんな話を聞いた後で期待は膨らみますが、今日も予報悪く沖ブイへの出船は微妙な状況。

しかし出船時間になり風が止まり、なんとか沖ブイも可能に。

それなのにとにかくエサ取りだらけ。

エサ取りが多い日に次第にエサ取りが消えるパターンは、これはもう釣れる日。

ですからとにかくエサ取りが消えるのを待つわけですが、今日は最後まで止まらず。

結局メジナだけでした。

写真は私の弟の釣果です。

私は1尾だけキープして、あとはリリース。ちょっと小ぶりなものが多かったもので。

オオモリボート
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後半南風が入る予報だったのですが、思っていたより1時間程早く風が入ってしまい11時早上がりとなってしまいました。

私の釣り開始は9時半頃。

この時はまだ下げ潮だったのですが、すでに弱い南風。

エサ取りからスタートしたのですが、すぐにエサが残るようになります。

しばらくして上げる途中で何かが喰います。

ガツンと止まったわりにはパワーが無い。

水面まで来て魚体を確認。60cm程のスズキでした。

しかしこいつが水面で跳ねてしまい、そのまま針が外れてしまいました。

どうやら中層はスズキがうろついている模様。

相変わらずエサは残りますが、タイ喰いもポツポツ。

10時半を回った頃に少し潮が動きだし、底だけはエサ取りが口を使うように。

チャンスタイムです。

しかしこの頃から南風が強まり、11時終了となってしまいました。

大物の気配もあり、あと1時間出来ていたら釣果もガラッと変わっていそうだっただけに残念です。

今日は上げ潮に変わり南風が強くなる典型的なパターンだったのですが、これが下げ潮時にせめて無風だったらもう少し出来たんですが。

明日も朝から南風でだんだんと強まる予報です。

うまくいけば下げ潮の間だけ出船できるかもしれませんが、最悪は出船不可も。

朝の状況での判断になりそうです。

オオモリボート
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どんな魚でも血抜きは絶対に必要です。

血抜きの有無で臭い、味が極端に変わります。

釣れた魚は是非血抜きをしてください。

最も簡単なやり方はエラを切り、水を入れたバケツに頭を下にして入れておくだけ。

次第に血が抜けますが、5分から10分程すると最後に大暴れします。その大暴れの後がクーラーボックスへ移すタイミングです。

さて、メジナは特に血抜きが重要な魚です。

血抜きをしっかりとしたメジナは大変美味です。

出来れば血抜き後に内臓も落としてしまうとベストです。

これでメジナの気になる臭いはほぼ無くなります。

その美味しいメジナの食べ方。

焼き以外なら、刺身、汁物、煮物とどれも非常に美味しく頂けるのですが、私のおススメは竜田揚げです。

作り方は…ググってください(笑)

是非お試しください。

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午前中はエサ取りだらけでどうにもならず、手のひらサイズのハナダイが2枚とメジナが1枚だけ。

それが12時半頃に完全にエサが残るようになりまして、13時頃にビシ位置底から7.5mでアタリ。

これがかなりのアタリと引きだったのですが、一気に根に潜られてしまい、根ズレによるハリス切れ。

アタリと引きからハタっぽかったです。

次のアタリはクロダイ。45cm。

直後に今度は40cm弱のメジナ。

営業時間内はここまでだったのですが、エサは残るが魚は釣れる、しかもかなりの大物感があるというあまりにも理想的な状況だったので、急いで仕事を終わらせエサを取りに行き延長戦へ。

この時はすでに南風が入りだしており、短期決戦の模様。

再開して15分程で竿にアタリ。

上げようとしたところで一度激しく竿がのされます。

何かと思い上げてみるとなんと39cmのキアジ!

久しぶりの沖ブイでのキアジ。これはもう最高です!

で、そのアジをよくよく見てみると、尻尾の方に歯型が付いてるんですよ。

どうやら先程竿がのされた原因はこれのようで、私が釣ったアジに何かが喰いついたようです。

ワクワクします。

続いてレギュラーサイズのメジナがヒットし、少し間を置きもう1枚メジナを追加。これが40cm、1.0kgの良型サイズ。

ここで南風が強まり白波が出てきてしまい、まだまだ大物感はあるし釣れる気配がもの凄くするのですが、安全第一、後ろ髪を引かれる思いで終了しました。

本命のマダイはゲットできず惜しい思いはしましたが、これはこれで十分な釣果です。

結果、クロダイ、メジナ、キアジ、ハナダイと四目。

マダイが釣れれば五目でしたね。なおさら惜しい。

オオモリボート
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全層がエサ取りになってしまい大苦戦。

正体はチビハナダイ。

私の針ではほとんど釣れません。

こうなってはエサが残るのを待つしかない。

しかし待てども待てどもエサは残らず。

ラスト20分程でやっとエサが残りだしたものの、12時過ぎにいきなりの南風。

あっという間に沖は白波に。残念ながら早上がりでした。

シロギスが安定して釣れ始めたので、また気持ちがちょっと傾いてますが、それでももう少し辛抱してマダイを狙います。

大鯛は忘れた頃にやってきます。

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