毎年の事なのですが、イワシが大量に入りだすとある程度の大型魚はイワシに付いてしまいどうしても食いが渋くなります。
またそのような大型魚がメジナ等々エサ取りを散らすので、エサが残る時間帯が増えます。
ですからメジナも一時期のような入れ食いでは無くなり、イワシが離れエサ取りが出だした時こそ釣れます。
今日もそのようなメジナのフィーバータイムがあったようで、弟はなかなか型の良いメジナをあげておりました。
しかしこのような状況になるとやはりイワシを使って端物狙いが一番。
今の時期だとヒラメ、マゴチ、スズキ、そしてマダイ。
私も端物狙いで竿を出したのですが残念ながら空振り。
それでも思わぬ大物に出会う可能性はあるので、しばらくはやる価値ありです。
昨日のようなメジナ入れ食い状態では鯛は難しいだろうと判断して、策を練ってみました。
・手釣りと竿の二本出し
・手釣りでメジナを底にはりつけ、高めのタナで竿で鯛を狙う。
・コマセは手釣り3に対し、竿1。（手釣りで3回撒いたら、竿1回）
・付けエサのオキアミは手釣りが抱き合わせ、竿が1尾掛け。
しかしこの作戦が大失敗。
開始から1時間、手釣りと竿とダブルでメジナの入れ食い。
タバコを吸う暇もない。
あ～、なんて健康的な釣りでしょう。
この状況を受け、考え方を改めることに。
どうやってもメジナが浮き上がってきてしまうのならば、いっそのこと浮き上がらせてしまおうと。
程良く潮も動いており、手釣り側が潮下だったので、
・手釣りのタナを思い切り上げて、メジナを浮き上がらせる。
・竿のタナを下げて、下の方にいる鯛を狙う。
・コマセは変わらず手釣り3に竿1。（手釣りの方が圧倒的に手返しが早いので）
・オキアミも変わらず。
潮下では手釣りで高いタナから更に潮下へとメジナの層を作り、その下層に地味にコマセを出して鯛を狙います。
もう隙間を狙うようなやり方ですね。
このやり方がうまくいき、竿の方に鯛がヒット！
が、マダイではなくハナダイ。
それでも30cmあったのでハナダイとしてはまずまず。
その後は竿の方のメジナはかなり減ったものの、マダイを釣るには至らず12時で終了。
手釣りの方は変わらずメジナが釣れ続けました。
最終的にメジナは30尾近く釣れたかも。
北風強風により朝は待機。
やっと出船出来たのが9時。
それでもまだまだ強いのでとりあえず浅場のシロギス釣りから。
と言っても、私の場合いつもの手釣りで天秤もマダイ用、エサもオキアミです。
それしか用意してませんから。
手釣り糸も25号とかなり太いので、指先に神経を超集中させないといけないのではっきり言ってこの釣りは嫌いです。
さて1投目。
水深は3mの極浅。
指先に神経を集中して・・・・・・キタッ！
集中してなくても分かるようなガツンとデカいアタリ。
びっくり良型27cmのシロギス。
ウケた。
ピンギス釣って即端物釣りに移るはずが、これではちょっとデカすぎます。
というか写真ネタにちょうど良いのでこれはキープ。
その後ピンギスを2匹釣ったところで早々飽きてしまったので、端物釣りに集中。
ここから先暫くは全くもって面白くない時間だったので省略します。
11時半、ピンギスの1匹を腹をかじられ失った頃、ちょうど風も止んできたので沖ブイへ。
私はエサ取りだらけのスタート。
同行していたYamamoto氏は早速メジナの入れ食い。
次第に私もメジナの入れ食いに。
その後はどんなタナでやろうがただひたすら変わらずメジナの入れ食いでした。
一応沖ブイでも残った1匹のピンギスで端物狙いもやったのですが、こちらは最後まで元気に泳いでましたよ。
真冬並みいとまではいかないものの4月とは思えない寒さ。
私の釣果も4月とは思えない寒さ、しかもこちらは真冬並み。
間違って何か釣れることもなければ、ほとんどエサも取られない真正ボウズ。
とにかく寒いし、雨は予報よりずっと早く降ってくるし、二枚潮だし、今日は全く魚が口を使わないパターンだろうと12時過ぎで早々リタイア。
しかし最終的に弟は型の良いメジナとマルアジ、お客様はクロダイにメジナ。
あれ？このパターン？
メジナが釣れる状況で全くエサが取られないっていうのはほとんどありえない事。
ただ超大物がうろついてる時は別ですが・・・。
実はシロギスがなかなか好調になってきたので、次回は久しぶりにシロギスでもと考えていたのですが、これはとりあえず白紙です。
やはりここは次回もマダイ狙いですね。
潮はよく濁り、ほどよい流れ。
一見釣れる条件は揃っているようで、それでも結果として私はボウズ。
お客様も地元のベテラン釣り人も、皆決して良い釣果には恵まれない日。
自然相手、必ずこういう日はあります。
